- エンジニアTaka3
設計手法
機能安全では、フェースセーフからフォルトトレランスへと考え方が変わります。
これは、機能安全が故障モードの分からないデバイス(マイコンやソフトウェア、FPGA等)を扱う為です。
この考え方の変化は、実は設計方法にも影響している事に最近気付きました。
フェースセーフは、危険側故障に対して、対策していく事で実現できます。日本のメーカーが得意な深掘りです。
ところが、フォルトトレランスは、全体俯瞰が必要です。すなわちシステム全体をみて、危険側故障を検出する仕組み(診断機能)が必要となります。
機能安全対応の際、従来手法の延長で対応しようとして、無駄な事をして遠回りする事が少なからずあるようです。
この辺りをどの様にお伝えするかが今の私の課題です。
